その後の「幻の垂れ幕」

 
 世の中には簡単に諦めきれないこともあるー。「湖陵の日」を最後に再びしまわれることになった幻の垂れ幕に、なんとしてももう一度日の目を見せてやりたいという思いは、雨もあがった5月8日、校舎東側に場所を移し設置することでようやく実った。自然の力の強大さの前には東大・京大でさえもかなわないようで(泣)、設置前にあらためて点検してみたが、その傷み具合は、想像以上に酷いものであった。至る所に無数に出来た亀裂は、徐々にその数を増している。多分それほど長くは保たないと思うので、「是非垂れ幕をこの目で拝みたい。」という同窓生諸氏(そんな方いるだろうか?)には、可能な限り早いうちに見ていただけるようお願いしたい。

 ともあれこの垂れ幕、在校生や保護者の皆様からは好評を得ることが出来たので、立派にその使命を果たしてくれたように思う。在校生にも我々同窓生同様、母校を愛し、誇りを持ち続けて欲しいとしみじみと感じた。

 

4月6日、設置直後の垂れ幕の勇姿

 

すさまじい風にかわいそうなくらい翻弄されている

 

一見風にあおられているように見えるが、実は生地が伸びて大きくゆがんでいる!

ここならしばらくの間はもちそう

 

ガムテープの裏打ち補強の跡が痛々しい

 

ここまでくるともはや修復は不可能、まさに満身創痍の状態

 

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